第18回やすらぎ音楽祭 読売新聞社賞受賞
主 人 公
作詩曲 sai 編曲SSW
心の奥にあるとても美しい 想いの泉が溢れだし
言葉にならない言葉を声にして 君は精一杯お話する

 とても不自由で かたくなな手足さえも
 笑っているのが わたしには聞こえるよ
 今日はお休みだから 日向でのんびり
 絵本を読もうか 歌を歌おうか

こんなささやかな 春の日の午後
君は わたしの 愛になる



豊かな生活をしたいと願うから いろんな努力を重ねたけど
忙しさの中で見失ってしまった ほんとの気持ちや大切な事

 君が走る君が 手を振り母さんと
 呼びかけてくれる 夢を一度だけ見たよ
 夜明け前のまどろみに 揺れて思わず
 涙こぼしていた わたしを許して

こんなささやかな 人生だけど
君が わたしの 主人公



 今は窓にそよぐ 穏やかな風の中
 ありのままで生きてゆく 君が誇らしい
 螺旋階段登るように 繰り返す日々も
 一歩一歩ふたり 歩いて行こうね

こんなささやかな 人生だから
君が わたしの 主人公


第18回やすらぎ音楽祭読売賞受賞
初めての学校生活一年間を過ごしたあと、春休みになってようやくホッと一息つけたようでした。親も子も毎日気を張り詰めて学校へ通っていたのです。のんびりと過ごす春の日は、穏やかです。